2025.06.04 授業
▲半円を元気な口に見立てました!
桐杏学園では、年長さんは毎月度末に学習習熟度をはかる「アビリティテスト」に取り組んでいます(年中さんは各月度末)。
これは桐杏学園の全校舎でコースの垣根を越えて行われる、その月度に学習した範囲から「ペーパー課題」「ノンペーパー課題」がバランスよく出題される総合型のテスト。家庭学習の成果が見えやすく、試験馴れの練習にはぴったりです。
▲半円をクジラに変身!周囲の描き足しも◎
さて、今回はその5月度アビリティテストから、指示行動についてご紹介!
「用紙に描かれた線(半円)を使って、絵を描きましょう。」という課題です。
線画や発展画、想像画……指導者や教室によってさまざまな名称が使われていますが、要は与えられた形を何かに見立てて描く条件画。
発想力や巧緻性を見ることができますから、小学校受験ではよく取り組まれる課題ですね。
▲大きなクワガタ!爪など細部にも迫力が
制限時間があるため、画題を吟味してじっくり丁寧に描き込むことよりも、手早くわかりやすい絵を描くことが理想。
今回ご紹介した作品も、やや粗削りな面もありますが(制限時間がとても厳しかったのです…)、シンプルに形を活かし、堂々とダイナミックに描けていますね。
「何を描くべきかなかなか思いつかない……」という声も聞こえてきそうですが、テスト課題ですからとにかく手を動かすこと!
そのために大切なのは、日頃から「見立てる力」を遊びや生活の中で養っておくことと、「どんな形でも〇〇(動物や乗り物など自分の得意な分野)にする!」と決めておくこと。制限時間を設けてしっかり練習を重ねれば、多少力技になったとしても完成まで取り組めるはずですよ。
▲「ロボットの親子」オリジナリティがありますね
たとえ志望校で過去出題実績がなくとも、是非家庭学習に取り入れてみてください。想像力・発想力とそれを形にする力、時間内に仕上げる技術と気持ちの強さを磨くことができるはず。
お父様・お母様もご一緒に取り組んで、作品を見せ合うのも楽しいですね。
ペーパー学習の気分転換に、是非どうぞ!