2025.09.12 授業
8月の中旬、草加校では親子面接模擬テストを実施いたしました。
今年の夏の猛暑(その暑さは今も続いておりますが)。
そんな中、お父さまお母さま、そしてお子さま、お3人できちんと面接の服装で
ご参加されました。
面接会場の冷房は、少々強めにいたしましたが、皆さま、緊張も加わってか
汗をかかれ、紅潮されたお顔の方々も多く、皆さまの入試に対する真摯な思いを
感じることができました。
一組20分ほどの面接の中で、保護者さまとお子さまは、面接官からのさまざまな
ご質問に、雄弁に、また、少し言葉に詰まりながらも一生懸命に応答されて
いました。
今回の質問内容としては主に、
【保護者さまへ】
(質問内容を的確にとらえて、落ち着いての応答が求められます)
・志望理由
・ご家庭の教育方針やしつけに関すること(ご兄弟関係含む)
・お子さまの長所・短所(アピールしたいことを具体例を挙げて)
・お子さまの将来像について
・(保護者さまの)お仕事について
・通学経路について
などがありました。
*応答は、難しい用語は使わずに、的を絞って分かりやすい言葉で簡潔にお話し
されること、そして何より、志望校の先生に対して敬意をもって丁寧に対応
されることがとても大切です。
そのためにも、学校の事を熟知しておくことが大事です。
【お子さまへ】
(あいさつはしっかり、子供らしく、明るく元気にはきはきと応答しましょう)
・(基本的な)お名前・お歳・幼稚園のこと(お友達・先生)・家族のこと
・好きな(もの)こと(食べ物・動稙物・色・遊び・スポーツ・テレビ番組など
さまざま)への質問
そしてそのお答えに対しての「なぜ?」「どうして?」「どんな?」など、
詳しく尋ねる質問
(わからないときは「分かりません」「忘れました」などの意思表示をぜひ)
*この「なぜ?」「どうして?」「どんな?」など「5W1H」の質問のお答えに
苦労されるお子さまがとても多い印象でした。自分自身の好きなことに関する
質問なのでお答えできないはずはないのですが、パタッとお口が閉じてしまう
ようです。
普段、あんなによくおしゃべりするのに・・・・・どうしたことでしょう。
幼稚園生活やご家庭(親子兄弟姉妹)でことあるごとに、たとえば「甘くて
おいしいね」とか「抱っこするとフワフワでかわいいね」とか「虹色みたいで
綺麗だね」「~選手みたいでかっこいいね」「私も、あのプリンセスみたいな
素敵なドレスを着てみたいな」など、日ごろから大いに会話することが、
面接に表われるのではないでしょうか。
今回、草加校では、地域的な事もあり、開智小学校志望のご家庭も多く、面接に
加え、「自己発信」という項目も実施いたしました。
「自己発信」とは、開智学園独特の、他の試験では測れないお子さまの能力を
見るものです。
芸術・学術・スポーツなどの分野で
それぞれの受験生の特技や、得意な
内容を自己申告で行い、とても
バラエティーに富んでいます。
未完成のものもありましたが、
歌(日本語、英語、中国語、手話を
使って)や、そろばん、暗算、英語
での自己紹介、生き物の研究発表、
料理をテーマに実際の写真や絵で
説明し、そこから分かったことを発表、
また、ピアノ(お教室ではキーボード使用)、
ダンス、バレエ、鉄棒など、さまざまな自己発信を披露していただきました。
途中で失敗しても、泣いたり、すねたり、ストップせずに、
その場を何とか工夫して頑張り抜く勇気が大切ですね。
これこそが小学校の先生方がご覧になりたいところかもしれません。
終了してから、それぞれのご家族より「今回の親子面接模擬テストで改善点も
分かりより新しいアイデアも浮かんできましたので、さらに良いものになるよう
親子で頑張ってみますね」との大変前向きなご意見をいただきました。
今回の「親子面接模擬テスト」が皆さまのお役に立ち、本番で成功されることを
心よりお祈り申し上げます。