
2025.10.23 授業
千葉大学教育学部附属小学校の昨年の考査で、ペーパーテストはありませんでした。
昨年の考査では、静と動の部屋で活動しました。
静の部屋の考査は、お絵かき、折り紙、パズルなどが用意され、その中で好きなものを時間内に、椅子に座り行うものでした。
動の部屋の考査は、平均台、トランポリン、ボール、風船などが用意され、静の部屋と同様、その中で好きなものを時間内に行うものでした。
昨年の考査の内容から「ペーパーテストがないのでペーパー学習はしなくても良いのではないでしょうか」とご質問を受けることがあります。
考査の日、子どもたちは初めての場所で知らないお友達と知らない先生の指示に従って動かなくてはなりません。経験の少ない子どもたちにとっては、大変な出来事です。
ペーパー学習は、国語や算数を勉強するだけではありません。
学習には、正しい姿勢で聞くことが大切です。
そして、問題を解く事で、学習に対する姿勢、聞く力、集中力、思考力、想像力、発想力などが育ちます。
ペーパー学習は小学校に入ってからの学習の土台になることばかりです。
では、ペーパー学習ばかりすれば良いのでしょうか。
お勉強だけ、運動だけ、絵や工作など手先の活動ばかりだけでは、偏ってしまいます。
子どもたちの学習に大切なのは、バランスです。
色々な事を経験し、頭、体、心を育てることで、緊張した環境の中で、知らないお友達と一緒に、知らない先生の指示を聞き、指示行動を行うことができます。
子どもたちはまだまだ知識の引き出しが少ないです。経験の引き出しも少ないです。
色々な引き出しを幼少期にたくさん作り、引き出しの中身をたくさんにしてあげられれば、考査という緊張感のある場所でも自分を発揮することができます。
稲毛校では「千葉大附属小対策特別講座」を行っております。
考査前に、少しでも多くの経験を積む機会に活用していただければと思います。
来年度入試に向けて準備を始めているお子さまもいます。一緒に目標に向かって頑張りませんか。お待ちしております。