息子が桐杏学園へ通うことになったきっかけは、リトルアスリート運動教室からでした。
運動が苦手だった息子に、身体を動かす楽しさを知る機会になればと思い、年中の春から通い始めました。 その中で自然と小学校受験を意識するようになり、近隣の小学校いくつかの説明会に参加した結果、我が家の教育方針と近い江戸川学園取手小学校(以下「えどとり小」)を受験することに決めました。
えどとりのオープンスクールや説明会、運動会見学には年中の頃から通えるものにはすべて通い、親子共々「この学校に通うんだ」という動機づけができ、えどとり生になった息子が十二年一貫教育を受ける様子が鮮明にイメージできるようになり、年中の10月頃から桐杏学園のえどとり小コースにお世話になることに決めました。
はじめは塾に通うことに慣れることを主眼としました。家では、達成感を味わえることとプリントの形式に慣れることを目標として、難易度の低い「STEP0」の教材を一巡し、年末頃から1日5枚のプリント実施を目標として、「できたらシール」制で息子のモチベーションを上げつつ取り組みました。正解した問題に赤ペンで花丸をつけたり、「Very Good!」とあえて筆記体で書いてあげたり、できたことに関しては思い切り褒めるようにしました。
「STEP0」の後は、「STEP1」、「STEP2」、えどとり小の過去問題集、過去プリントをこなし、受験直前は直前講習すべてを受講するとともに「STEP3」に取り組みました。
「やるのが当たり前」というリズムを作るため、双方の実家に泊まりに行ったときや旅行中にも、プリントノルマは実施するようにしていましたし、祖母にも協力してもらいました。
共働きで時間のない中、毎日5枚のノルマを達成することは時に苦労することもありましたが、結果として自分でプリントをこなすようになり、「今日はやらなくてもいいよ」と言っても「絶対やる」と自発的に取り組むようになりました。
授業、講習、家庭学習でたくさんの種類の問題に触れることができ、本人も受験後「知らない種類の問題は出て来なかった」と申しておりました。
しりとりやパズル系の問題が得意で、記憶や線対称系の問題が苦手でしたが、苦手なものばかり取り組んで「×」がつくとモチベーションが下がるため、特に苦手分野を集中的に取り組むということはせず、得意な問題の間に挟むという程度にしておきました。また、プリントや過去問題集を通して、「季節の行事や植物」「おとぎ話の名作絵本」が重要だと感じ、絵本全集や動植物の図鑑を買い求め、子供の手にとりやすいリビングに常に置いておくようにしました。一人で楽しく読んで、お話を覚えたようです。家族旅行等の外出時には、博物館や動物園、水族館に意識的に行くようにし、動植物の種類や生態に興味を持たせるよう努めました。
季節の行事や植物については、桐杏学園でいただいた四季それぞれのイラストをリビングの壁に貼り、普段から目に入るようにすることで自然と覚えたようです。
受験直前1ヶ月間は仕事を調整して保育園へ早くお迎えに行くようにし、直前講習もすべて受講しました。普段はお迎えが遅いためなかなか早寝早起きが難しかったのですが、直前だけでも20時頃に寝かせることができ、生活リズムを整えることができました。
親子面接対策として、事前に想定問答集を作って夫婦で意識合わせをしておきました。息子は桐杏学園でたびたび対策講習を実施してくださったため、家では特に対策はしていません。当日はかなり緊張しましたが、想定していた以外の質問はなく、穏やかな雰囲気で終了しました。
親子として一丸となって受験に取り組むことができた理由の一つは、先生方の後推しだと強く感じます。一人ひとりを丁寧に見てくださり、塾での様子をよく教えてくださいました。私どもが息子の苦手分野などについて相談した際も、とても真摯に熱心に対応してくださいました。
小学校受験は初めての経験なので不安なことも多々ありましたが、些細なことでも相談に乗ってくださった事がとても心強かったです。
本当にありがとうございました。
「合格した」ということを「桜が咲いた」と表現することがありますが、合格発表の瞬間は、本当に心に満開の桜が咲くような、そんな喜びをもたらすものだと、二人の子どもの受験を終え実感します。
受験を意識した時に、ごく当たり前のように通塾する教室を探し、入塾を決めた我が家ですが、桐杏学園のご指導なしでは、合格はもとより、受験までたどり着けなかったのではないかというのが、実際の感想です。
試験前には、さまざまな不安が脳裏をよぎります。「ダメだったらどうしよう」「子どもがショックを受けたらどうしよう」「本番で失敗したら努力が無駄になってしまう・・」「いっそ辞めたほうがいいのだろうか」湧き上がる不安は止まることがありません。その不安を埋めてくださり、具体的なアドバイスや学習指導をしてくださったのが桐杏学園の先生方です。
学習面では、通塾することによって、実際の子どもの学力が明確に分かります。同時に、自分や子どもにとって、何が足りなくて何をすればよいのか、ということも先生方の所見で迷うことなく道が見えてきます。
年少期からの通常授業や、模擬試験、夏期講習や直前講習など、きめ細かなプログラムとプロの先生方のご指導は、どれをとっても無駄なことは一つもなく、志望校合格という目標の達成だけではなく、子どもの飛躍的な成長を実感することができました。
桐杏学園でのご指導のおかげで、家庭でのしつけについても見直すことができ、幼稚園の行事等を見ていても、ひときわ行儀のよい我が子の姿が見られました。その姿を見たときに、小学校受験を志してからの生活や、桐杏学園での経験は、たくさんのものを我が子に届けてくださったのだと実感しました。
二人の子どもの受験を終えて思うこと。
まず一つは、志望校合格を目標にするならば、きちんとした指導の下で試験に挑むことをお勧めします。受験はやはり、甘くはありません。「備えあれば患いなし」のことわざ通り、結果が出てから後悔しないためにも、早い時期からプロの先生に指導していただき、余裕をもって試験に挑むのが一番の近道だと思います。
二つ目は、小学校受験や通塾経験を通して得られる実りは、合格切符以外にたくさんあるということです。試験勉強や通塾は、合格を目指してするものではありますが、結果として得られるものは合格以上に子どもや親の成長という財産だと思います。そして、これから先の長い子どもとの生活において、ここで得た経験は形を変えて、子どもが何歳に成長してもきっと根付いていくものだと思います。
二人三脚で子どもと向き合ってくださった先生方、本当にお世話になりました。この経験を胸に、入学してからも成長していきたいと思います。
「お母さん、僕は力を出し切ったよ。試験も楽しかった!」
これは受験した全ての学校の考査後に、息子が笑顔で言っていた言葉です。私は、晴れやかな表情の息子を見て安堵しながらも、高い倍率が脳裏をよぎり半信半疑にその言葉を受け止めていました。しかし、結果は志望校含め3校の合格。日頃より先生から「本番の試験で本人が力を出し切ること」「家族も本人を信じて笑顔で送り出すこと」が大切と教えていただいていましたので、先生の教えを守り、力を出し切った息子の大きな成長を実感し、合格通知を手にして家族で抱き合って喜んだ日のことは今でも大切な宝物となっています。そして息子は、入会時から受験期まで「教室に行きたくない」と言ったことは一度もなく、先生やお友達と一緒に勉強ができる事を毎回楽しみに過ごし、学ぶ楽しさや物事を知る喜びも教えていただきました。「桐杏学園を選んでよかった」と、今でも大変感謝しております。
教室では、週に1回の通常授業の他、志望校別クラス等の授業には可能な限り参加し、どの学校の入試にも対応できる総合的な力を身に付けさせていただきました。また、月に1回実施される公開模擬テストは広範囲での出題があり、入試に向けての練習や得意・不得意分野の明確化につなげることができたと思います。夏前に一度成績が思うように伸びない時期もありましたが、「こつこつ取り組むことが大切」と先生からお言葉をいただき、志望校への合格を目指しながら前向きに取り組み、時々、親子で参加した体験学習は、息子にとっていい気分転換となっていました。
直前期は、直前講習のフリーパスを申込み、週に4日はお教室に通い集中的に学習しました。この時期は1日1日着実に力が付いているのが特に目に見えて分かり、花丸をいただく頻度も増え、息子の受験当日までのモチベーションアップにも繋がっていました。また、私共も本番を控え、普段以上に悩みや不安を抱えていましたが、授業の前後やお電話で先生に相談し的確なアドバイスをいただけていたので、安心した気持ちで前向きに子どもと向き合うことができました。息子も先生が大好きで、試験当日や合格発表の後も「早く報告に行きたい!」と足早に笑顔でお教室へ向かうほどでした。
小学校受験を決めてからはいくつもの困難があり、その度に家族で一丸となって乗り越えてきました。辛い時期もありましたが幸せな時間もたくさんあり、その様々な出来事は今の私ども親子を形成してくれた、キラキラと輝く期間だったと思います。
我が家では小学校受験をするに当たり「日常の生活スタイルを変えないこと」にこだわりました。子どもにも親にも無理のない小学校受験を、特別なものではなく一つのイベントとして日常の中に取り入れ、1年間チャレンジしていこうとスタートさせました。1年間このスタンスを貫きながら、親子とも本当に充実した楽しい時間を過ごすことが出来たのも、桐杏学園の先生方に出会えたからだと感謝しています。
とは言っても、やはり想像を絶する(?)苦。想像通りの多くの壁にぶつかり悩み迷いました。塾選びに始まり、成績の伸び悩み、チック発症、夏休み直前期の過ごし方、そして合格発表とその後まで、すべてが初めての経験で手探りで進む毎日のため、当然一年中悩みは絶えません。ならばトコトン悩んでみよう。そして、一つひとつ解消しながら納得して前進しようと、半ば開き直り現実を楽しむことにしました。ただ、限られた日常の中で消化しきれないほどの情報は入手しないように注意しました。必要以上に迷わないためには、これが一番です。桐杏学園のカリキュラムと先生方を頼りに1年間ご指導頂き本当によかったと思います。やはり専門家に任せるのが一番です。信頼して何でも相談していきましょう。
受験で成長したのは子どもだけではありません。もしかしたら親の方がたくさんの事を学ぶことが出来たのではないでしょうか。授業後の説明には盛り沢山の家庭学習のヒントが、模試の講評には受験情報や時期毎の指針がありとても役立ちました。我が子の成績に一喜一憂しないで下さい。先生方から指摘される点はどれも耳の痛いことではありますが、謙虚に受け止め、どんどん取り入れて行きましょう。また、1年間はやはり長丁場、最初から飛ばし過ぎは禁物です。親子で息切れしないよう注意していきましょう。本番に「学力」「体力」すべてがピークに持って行けるよう、先生方の助言を頼りに頑張ってください。
受験を経験して本当によかったと思います。悩みも半端ではなかったけれど、親子でこんなに成長する機会を得ることで出来ました。やると決めたらトコトンやりましょう。中途半端では後悔が残ります。やり方さえ間違えなければ、子どもはしっかりついて来てくれます。頑張っている毎日は子どもにとっても充実しつくしたんですね。幼稚園とは違う満足感が得られ、日に日に自信をつけていく様子が手に取るようにわかり、毎日嬉しく感じていました。
娘からの“サイン”に気付いたのは、娘が年中の秋頃のことでした。以前買っておいた問題集を自ら引っ張り出し、楽しそうに問題を解いている娘。「これは何?何でこうなるの?」と質問の嵐になることもしばしば。知ることが楽しくてしかたがないといった様子で、長い時間集中して物事に取り組むようになっていました。娘の学ぶことへの興味と意欲を感じ取り、よりよい環境を与えるべきではと考えるようになり、年が明けた1月に桐杏学園の門をたたきました。「お友達と一緒に学ぶことを大いに楽しんで欲しい。受験のノウハウだけでなく、娘の良い部分を更に伸ばしていただけるような指導を望みます」とお伝えしたところ、本番の試験まで1年を切っているにも関わらず、快く受け入れてくださいました。
授業にはついていけるかしら?もう嫌だなんて言い出すのかしら?そんな親の心配をよそに、「新しいことを知るのはとても楽しいの」娘はそういって、週に一回の授業を心待ちにしていました。受験が近づくにつれ、授業数も増え、ペースも徐々にあがり、内容も難しいものになっていく中、もちろん楽しいことばかりではなくなりました。時には先生から厳しいお言葉もあり、ペーパーで花丸がもらえなくて悲しくなったこともあり、お制作がなかなかうまくいかなくて涙を流しながら作ったこともありました。それでも娘は「苦しい時もあるけど、先生とお友達とお勉強するのは楽しい。先生は私のために厳しいことも言ってくれるんだよ」と言って、「もうやめたい」とは一度も言いませんでした。甘やかし優しくするのは簡単なこと。本当に娘のことを考え、愛情深く指導していただいたことをありがたく思っております。
学ぶことをもっと楽しんでもらうことがお教室に通い始めた目的だったので、親が受験という波にのみ込まれ当初の目的を見失わないこと、娘がやめたいと言ったらやめさせることというルールを決め、自宅では、とにかく楽しんでお勉強ができるように心がけました。主にペーパーは私が、制作、運動は主人が担当しました。常に同じ相手とより、メリハリが出来てよかったようです。授業後に毎回丁寧な解説とアドバイスをしていただけたので、そのお話しを参考に復習や問題集をこなしていました。気付くと二時間以上経過していたなんてこともよくありました。
生活巧緻性は、お洗濯、食器洗い、テーブル吹き、玄関掃除など、毎日のお手伝いの中で教えていきました。お手伝い表を作り、お手伝いするごとにシールを貼っていき、シールが五十個たまるとプレゼントがもらえるというものです。ただシールを貼るだけなのに効果てきめん!お手伝いが終わると得意顔でシールを貼っていました。ちょっとした工夫でも、子どもにとってお手伝いや勉強が楽しいものになるのだと思いました。
しかし、どんなに気を付けていても、なんとか合格させてあげたいという強い気持ちからくる焦りと、自分のやり方が正しいのかという不安に襲われました。その気持ちが態度に出てしまっていたのでしょう、娘との間に嫌な空気が流れることもありました。そんな時は先生にお話を聞いていただきました。時間をかけじっくり相談にのっていただけるので、先生とお話しした後は、不思議と気持ちが軽くなったのを覚えています。先生に言われた「その笑顔を最後まで忘れないでね」という言葉は今でも胸に深く刻まれています。
試験当日、「楽しんでおいで」と声を掛けたひきつり気味の私に、「最後まで諦めないで、この学校に通いたいっていう気持ち、パパとママの分もしっかり伝えてくるよ」と言って試験に臨んだ娘。ゼッケンをつけ移動していく娘の背中を見送りながら、「おそらく年齢の限界を超えてたであろう試練をよく乗り越えてきた。ここまで頑張れたという事実こそが重要であり、結果はどちらでもよい」と素直に思えました。
結果は、第一志望校を含む三校から合格をいただけるという最高のものとなりました。嬉しくて泣き崩れる私に、「ママよかったね!みんなの気持ちが伝わったね。先生にも早く連絡しなくちゃ」と言いました。どちらが親でどちらが子どもなんだか・・・。娘のこの頼もしい一言に、とても成長を感じました。自分の頑張りだけでなく、一生懸命教えてくださった先生方、常に気にかけてくれた祖父母、運動を一緒に頑張ってくれた従兄弟たち、そして私たち両親、みんなで勝ち取った合格なのだとわかっていたのでしょう。
この受験を通して、娘は最後まで諦めないで頑張ることの大切さ、頑張ることで手に入れられるものがあるという事を知り、これから先も必ず求められるであろう忍耐力と自信という財産を手に入れ、自分のために尽力してくれる人へ感謝する大切さを改めて学んだようです。先生方の素晴らしいご指導のおかげで、学力だけでなく、心も成長することができました。
私たち両親も、娘と向き合い深く考える貴重な機会を得たことで、親としても人間としても成長できたように思います。みんなが同じ方向を向き、一つの目標に向かって一緒に努力する。こんな経験が出来るのもおそらく小学校受験ならではないでしょうか。
受験後、先生は「受験して、よかったですか?」とお聞きになりました。先生、答えは「はい」です。桐杏学園で先生に出会えたこと、一緒に頑張れるお友達に出会えたこと、希望の小学校に合格いただけたこと、全ての“ご縁”に感謝いたします。本当にありがとうございました。