主な質問事項と答えの例

子供への質問

  1. Q、住所と電話番号を教えてください。
  2. Q、お母さんに叱られるのはどんな時ですか。
  3. Q、兄弟げんかはしますか。
  4. Q、好きな本は何ですか。
  5. Q、お友達のおもちゃをこわしたときは?

保護者への質問

  1. Q、休日はどう過ごしていますか。
  2. Q、お子様に身につけさせたい事はありますか。
  3. Q、志望理由を教えてください。
  4. Q、育児で気を付けたことを教えてください。
  5. Q、ご自分の時間はどうしていますか。
  6. Q、ご主人と意見が違ったとき、どうしますか。
  7. Q、子供が学校にいるとき、災害が起きたらどうしますか。

Q、住所と電話番号を教えてください。

ここがポイント

A君は正しく答えられましたね。迷子になったときや、万一の場合に対する日頃のご両親の配慮が感じられます。
B君の場合は、(常識的な質問なので)2項目同時に質問されているのに、住所のことで頭がいっぱいのようです。
年長児であれば、住所や電話番号に関心を持ちますし、覚える能力も十分にあります。このことから考えても、社会性、安全性の指導におけるご両親の配慮のなさが見抜かれてしまいます。
また、住所や電話番号を正確に知らなかったとしても、「おうちはどこですか」と最初に尋ねられたことを的確に理解できていたらどうでしょうか。
例えば、「桜台です。○○駅のすぐ近くです。住所と電話番号はまだ覚えていません」と答えられたら、面接官の受ける印象はだいぶ違いますね。
いずれにしても、このような常識問題は、スムーズに答えられるようにしておきましょう。

Q、お母さんに叱られるのはどんな時ですか。

ここがポイント

このような質問を通して、面接官は母親の子どもに対する接し方、考え方を見ています。
C子ちゃんの場合は、お母さんとの約束を大切なこととして、素直な気持ちで受け止めている様子がよくわかります。
しつけの基本となる食事のマナー、健康管理に関すること、どれもこの年齢で注意していくべき大切なことです。
子ども自身も、どうして叱られるのかという理由をしっかり把握しており、母親が感情に左右されず、一貫した考えを持って子どもに接している様子がわかります。
D子ちゃんの場合は、答え方より母親の教育姿勢に問題があります。試行錯誤を繰り返しながら学習していく幼児期に、このようなことで叱っていたのでは、子どもの意欲は喪失し、間違うことを恐れた消極的な子どもに育ってしまいます。
母親の教育姿勢や日常の子どもへの接し方が不適当と判断されてしまうでしょう。このように、母親の姿勢、態度についても、面接官は注目しているのです。

Q、兄弟げんかはしますか。

ここがポイント

E君は2つの質問内容をしっかりと把握した上で返答しており、内容も子どもらしく正直に答えている点に好感が持てます。
このように答えた後に「けんかはどちらが勝ちますか」「そんなときお母さんは何といいますか」などと解決方法についてつっこんだ質問をしてくる場合が多いようです。
日常の母親のしつけ、本人の社会性や協調性がどうであるかを知りたいからです。F君の答え方は、必ずしも悪いわけではありませんが、兄弟のいる場合、どの家庭でもけんかのおきることは予想されます。
母親が「けんかをしない子が良い子なのよ」と子どもに言い聞かせ、子どもの言い分まで押さえつけていないでしょうか。
けんかをしていることを隠したり、とりつくろったりする必要はまったくありません。兄弟げんかをする中で、感情をコントロールしたり、悔しさ、優しさを学ぶことができるからです。
そして、相手の気持ちも思いやり、対処できる子どもに育てることが親の役割でもあるわけです。

Q、好きな本は何ですか。

ここがポイント

G子ちゃんは落ち着いて質問の内容をしっかりつかみ、きちんとした返答になっています。
表現力も豊かな、明るい性格であることがわかります。言葉遣いも丁寧なのはさらに評価を高めます。
一方、H君は質問に対して即答できず、考えてしまう場面がありました。このときご両親がいたずらに助言するのはかえってマイナスの印象を与えてしまいます。
子どもはわからなくて答えられないのではなく、小さな頭をフル回転させて考えているのですから、任せるべきです。
ただ、何とか答えられたとしてもこの返答では浦島太郎の話の筋をとらえきれていない点や、表現力に問題があります。この程度の話は文脈を正しくとらえられるはずです。
幼児期にはぜひ読み聞かせをしておきたい本があります。本の読み聞かせこそ親の手作りの教育なのです。子どもの感性を磨き、語らいを豊かにし、理解力を深めるのです。
このような質問を通して家庭教育のありかたなどが問われるのです。

Q、お友達のおもちゃをこわしたときは?

ここがポイント

I君の場合、自分のおもちゃでも壊れたりなくしたりした場合、すぐに母親が買ってあげている様子がうかがえます。
子どもが物をなくしたり壊したりしたときには、すぐに買い与えず、物の大切さを教え、しばらく我慢させることも大切です。
J君の場合、困ったときには何でもお母さんや周囲を頼るという主体性のなさや気持ちの弱さが目立ちます。K君はこの年齢の子どもの答え方としてとても良いと思われます。
自分の非を素直に認め、「ごめんなさい」の一言が自発的に言えること、壊してしまったおもちゃをどうするかお母さんと相談して解決しようとしていること、これらの発言の中からK君のお母さんの日頃のしつけや教育姿勢がうかがえます。
これらの子どもたちの答えから、それぞれの家庭でのしつけ、生活の仕方、気持ちの優しさなどがわかり、評価されるのです。

Q、休日はどう過ごしていますか。

ここがポイント

父Aの返答では父親自身のことばかりであり、子どもとの関わりや、家族に対する思いやり、父親としての自覚をうかがうことができません。
家庭の経済的基盤が安定していることは察することができますが、教育やしつけに関する夫婦間の協力や家族を支える父親の役割という面においては、評価し難く、良い印象を与えることはできないでしょう。
父Bの返答では、経済的基盤の確立と、父親の家庭での協力といった両面がうかがえます。家庭での父親の立場、役割といったものから学校への協力の範囲も察することができます。
学校側の重視している「円満な家庭であるかどうか」も、十分に伝えることができますね。

Q、お子様に身につけさせたい事はありますか。

ここがポイント

父Cは、簡潔な答えではありますが、親ならば誰もが願うような気持ちで具体性に欠けています。このような場合、親としてこういう子どもに育てたいと思っているという主張はしっかりすべきなのです。
一見無難に思えるこのような応答内容では、親の教育方針や人柄を強く印象づけることができないのです。父Dの場合は、父親から受け継ぎ、実行してきていることを、自分の信念と合わせて上手に話せた例といえるでしょう。
なにげない話の中にも父親の人生観や生き方をのぞかせるものがあり、堂々としていて、頼もしくさえ感じることができます。
特にとりつくろったものではなく、日常生活のなかでこのようなことが実践され、それを子どもに伝えていきたいと考える父親の人間性に学校側は注目しているのです。

Q、志望理由を教えてください。

ここがポイント

父Eのように、単に教育方針をうのみにして答えても、これでは数多い私立校の中からなぜ選んだのかという重要な点が不鮮明です。
簡潔にといっても、受験者にとってはこの志望理由を述べることは入学したい熱意を学校側に伝える絶好のチャンスなのです。一方、父Fは要領よくまとまった返答になっています。
このように志望理由をまとめる場合、学校案内を参考にするとともに学校説明会や行事に出席をして教育方針や校風などの理解を深めることが大切です。また、在校生などで知り合いがいれば、こまめに話を聞いておくのも参考になります。
そして、家庭の教育方針と照らし合わせ、どの点について共鳴したのかという具体的な返答が肝心です。
「一貫校だから」「キリスト教だから」「家から近いから」などのみでは、あまりにも主体性がなく学校についてよく理解をしていないと判断され「私立ならどこでも」という印象を与えてしまいますから注意しましょう。

Q、育児で気を付けたことを教えてください。

ここがポイント

母Aの場合、友達との遊びを通して社会性を身につけること、自律心を養うために注意してきたこと、生活習慣の自立に気を配ってきたことなどが、母親らしくわかりやすい言葉で述べられています。
日頃考えて実行していたことがそのまま言葉になって出てきたという感じがあり、母親のゆとりあるしつけ、明るい家庭環境を察することができます。
母Bは祖父母と同居という環境の中で母親として確かに難しい点はあるかもしれませんが、このような説明では母親の主体性のなさを感じさせ、祖父母同居という環境を悲観的にしかとらえることのできない、能力のなさを見せつけるような結果になってしまいます。
日頃から家族でよく話し合いをし、協力しあえるような家庭を築きあげることこそ、良い教育環境となり円満な子育てができるのです。
祖父母同居による長所と短所を認識して、長所は取り入れ、短所は母親が補っていくようにしたいものです。

Q、ご自分の時間はどうしていますか。

ここがポイント

この質問で学校が知ろうとしていることは母親の人生観なのです。実際問題として母Cのように幼児をもつ母親は家事、育児にそのほとんどの時間を費やされてしまうでしょう。
しかしその中で女性として、社会人としての意識をもって日々の生活に努力が傾けられているかどうかを面接官は探ろうとしているのです。決して立派な子育て論を論ずる必要はありません。
親の賢明な生き方を示すことが重要なのです。このような点を心得、時々両親の時間の過ごし方などについて話し合う機会をもつようにするとよいでしょう。母Dは多忙な中、社会にも目を向け行動的な母親の姿勢が感じられます。
母Dのようにボランティア活動に参加してその様子を家庭で話し合ったりすることにより、責任感や思いやりの心を子どもに伝え、育てることができるのです。
このように母親が視野を広くもって社会に貢献していることから、母親の豊かな人間性、理想的な家庭像が浮かび上がってきます。

Q、ご主人と意見が違ったとき、どうしますか。

ここがポイント

母Eは家庭における役割分担がよくできていて、一見理想的なように見えますが、家庭をリードする父親の力不足、自己主張のたいへん強い母親という印象が強く、夫婦間の協力を感じ取ることができません。
実際に母Eのような役割分担のある家庭も多いかもしれませんが、そのような場合でも、父親をたてる母親の謙虚な姿勢が良い印象を与えることになります。また、どんなことでも話し合える明るい家庭環境を心がけることも大切です。
母Fの返答からは、円満な家庭であること、教育方針についてもしっかり確立していることがわかります。母親の意見、父親の意見を尊重しあい、認めあうという点では、両親の人柄の良さを感じます。
このような両親であれば、子どもの情緒も安定していると推察でき、学校生活で何か起こっても、家庭の協力を得られると面接官は判断するのです。

Q、子供が学校にいるとき、災害が起きたらどうしますか。

ここがポイント

母Gは日頃から話し合いをしているのでスムーズに応答できています。
地震や災害のときはどういう状況が予想され、その危険性や安全対策はどうしたらよいかを子どもに話してあるという点で、賢明な母親ぶりがうかがえます。
また、父親(あるいは母親)が駆けつけるというのは学校側にとっても緊急時には一番確認が取りやすく、安心して引き渡せるのです。母Hの返答ではその対応に具体性がなく、この問題についての真剣さが伝わりません。
両親のどちらかが学校に駆けつけるのが望ましいのですが、遠い場合、次に考えられるのは、学校の近くの親戚が良いでしょう。
母Hのように止むをえず友人と答えるならば、「O区に住む大学時代の友人」と答えたほうが印象が良くなります。親元から離れた小学校に通うようになるのですから、安全に対する教育はしっかりと心がけたいものです。

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